ピアニスト6人による
「6台のピアノによるボレロとラプソディ・イン・ブルーメドレー」
about「オリジナル企画」について
例年行ってきたパフォーミング・アーツ・フェスティバルを、今年は、「Webパフォ」のスタイルで実施しようと考え、この企画も創造性豊かで、他が真似できないものをやりたいなと思っていました。舞台芸術パーク内の市民芸術創造センター及び桐朋学園富山キャンパスと県立呉羽高等学校の音楽コースの皆さんとは、呉羽の舞台芸術ゾーンに隣接していますが、協同で参画する企画は、今まで無かったかと思います。
コロナ禍で音楽をはじめ様々な舞台芸術分野の発表会やイベントなどが中止になったことに鑑み、日頃から音楽に親しみ、創造センターで練習に励んでこられた方々へ、諦めずに新しいことへ挑戦していける環境が、ここ呉羽にあり、これからの皆さんの活動のヒントや新しいきっかけになればと思っています。
企画 大瀧毅士(富山市民芸術創造センター)
今回、6台ピアノの大規模な編成でメドレーを演奏するという企画を聞き、芸創で働いている北野さんに編曲の依頼を受け、編曲を努めさせて頂きました。ラヴェルのボレロとガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーのメドレーとの事で、拍子が違う2曲を繋げるにはどうしたらいいか、如何に壮大なクライマックスを作り上げるかなど、様々な事を試行錯誤しながら時間をかけてアレンジしました。皆さんお忙しい中、積極的に練習に取り組んでくださり、とても素晴らしい作品が出来たと思います。これから6台ピアノで演奏する事はもう無いかもしれない、非常に貴重な体験をする事が出来て、本当に幸せです。一緒に演奏してくださった方、スタッフの方、収録に携わってくださった全ての方に、心から感謝を申し上げます。
編曲/演奏 中島悠莉(桐朋学園大学院大学ピアノ専攻2年次生)
曲目
「6台のピアノによるボレロとラプソディ・イン・ブルーメドレー」
原曲
モーリス・ラヴェル「ボレロ」
ジョージ・ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」
編曲
中島 悠莉(桐朋学園大学院大学ピアノ専攻2年次生)
演奏
第1パート
笹島 陽子 (富山市民芸術創造センター利用者)
演奏ピアノ:Steinway D-274
第2パート
藪下 将司 (富山市民芸術創造センター利用者)
演奏ピアノ:YAMAHA C3
第3パート
中島 悠莉 (桐朋学園大学院大学 ピアノ専攻2年次生)
演奏ピアノ:YAMAHA CFIII
第4パート
北野 裕子 (桐朋学園大学院大学 ピアノ専攻1年次生)
演奏ピアノ:KAWAI NX40A
第5パート
森 千紗 (富山県立呉羽高校 音楽コース ピアノ専攻2年生)
演奏ピアノ:YAMAHA C5
第6パート
明 真琳 (富山県立呉羽高校 音楽コース ピアノ専攻2年生)
演奏ピアノ:Steinway D-274